韓国薬膳料理で疲労回復を目指してみる

韓国料理といえばプルコギとサムゲタンしか知らない私も、同僚に誘われれば、韓国料理店には必ず同行します。フレンチとかイタメシよりは性に合っています。精神的なストレスが多い社会ですが、心のストレスというのは体の不調によって増強されることもありますから、胃腸が弱って栄養分が消化できなくなると、身体疲労につながり、ひいては精神疲労も引き起こします。こういう場合、薬膳料理では、もち米が重宝されるらしく、なんでも滋養強壮も期待できるのだとか。ヤマイモは山薬とまで言われているし、ナツメは補気と補血をしてくれるので、気力や体力をどちらもチャージしてくれる優れものなのです。このあたりの知識は、去年から通っている韓国料理と薬膳料理の教室で丁寧に教えてくれるのですが、なにしろ、先生がエネルギッシュな方なので説得力があります。お店でしか食べられないと思っていたサムゲタンも、実は簡単に作れる方法があると聞き、レシピも教えてくれました。その通りにやってみたらビックリ。料理が苦手な私でも、思わず「お~!」というぐらい美味なパワフルサムゲタンが出来上がった。薬膳料理と韓国料理の本を何冊も書かれている先生ですから当たり前かもしれませんが、さすが!です。

ダイエットを正しく行うための薬膳

薬膳を知っておくと、美容やダイエットにも役立つそうです。美人というと、クレオパトラとか楊貴妃とか思い浮かぶ女性がいますが、唐の時代の絶世の美女とされる楊貴妃は、どちらかというとポッチャリ。現代でこそ、競って細い体を目指して、巷にはダイエット本が並んでいますが、当時は痩せるということは不健康きわまりない、という扱いを受けていたのです。そういえば、ルネッサンス期のフランス女性の絵画なんかも、むしろ太り気味にも見えますよね。話はそれましたが、何もダイエットが悪いというつもりはありません。なんといっても、今の日本は見事なまでの飽食の国ですから、普通に暮らしていればメタボリックシンドロームの危険がつきまといます。かといって、カロリーばかりを気にして減量すると、しっかりとリバウンドが待っています。東洋医学に理論に基づけば、食事による減量は食べ物の量よりは「質」を重視すべきで、やはり食材の取捨選択が大切なのです。肥満がある時は、体内に余計なものが溜まっていますから、体外に追い出す必要があります。想像通り、野菜中心になりますが、白菜、大根、キュウリ、セロリ、タケノコ、冬瓜、昆布、雑穀、キノコ、キャベツなどをしっかりと食べてゆけば、変に絶食しなくてもちゃんと痩せてくれるのです。やたらと食べ物を我慢するのではなく、千葉や埼玉からも通いやすい料理教室でしっかりと学んで、日々の食生活を正しく変えてゆこうと思います。

伝統的な韓国料理は、薬膳のエッセンスぎっしり

チャングムの誓いというドラマ、すごくハマりました。その中で、ハン尚宮といえばドラマを観たことがある人はわかりますよね。1889年にソウルで生まれ、なんと13歳で入宮。観光地として有名な景福宮でスラサングンとして仕えた、朝鮮王朝の料理人です。王朝に仕えるわけですから、健康によい料理であるのは必然といえます。韓国料理を意識しなくても、結果として薬膳のエッセンスが満載、ということになります。チャングムは食医でしたが、王様のために正しい食材を選び、正しい理論にそってレシピを構成して、食べてはいけないものは除き、皇帝の長寿をサポートするための大切な仕事だったのです。単なる料理人というよりは、健康管理をつかさどる主治医もしくは管理栄養士ともいえますね。とすると、薬膳を学ぶということは、必然的に漢方や東洋医学を理解しなければいけない、という発想につながります。韓国料理という形で、いきなり調理に掛かる前に、まずは基礎となる理論を学ぶことが重要なのでしょう。

甘党の味方、塩昆布

あずきの入ったお汁粉。いくらでもいただけるぐらい大好きですが、ちょっとかしこまったお茶屋に行くと、塩昆布とか辛味山椒が添えられたりします。薬膳料理というのは東洋医学の五行説に基づいているので、甘みのみだと腎がダメージを受けるんだそうです。詳しくはわかりませんが。ここに塩辛い味、いわゆる鹹味というやつを加えると、腎とか膀胱の機能を助けることができるのです。薬膳がわからない頃は、「塩味があると甘みが増すからでしょ」と軽く受け流していましたが、なんと、健康に関係があったのです。そういえば、スイカにも塩をふりかける人がいますね。あと、私はやりませんが、赤飯にゴマ塩をたくさんのせる人。傍から見る限りは、薬膳を知った上で行動には見えないけれども、あれも無意識に体が欲している、ということかもしれませんね。そう考えると、漢方とか薬膳料理って深いですね。

薬膳という名の養生法

何気なく食べている食事。体に中に入れるわけだから健康に関係しないわけがない。そう思ってネットを調べてたら薬膳料理というものがあるらしく、薬膳鍋を食べに行った。普通に美味かったのだが体がポカポカと温まる感覚がクセになり、何度か通っていた。本を立ち読みしてみたら、食材というものには、温性と平性と涼性という区分があるらしい。読んで字のごとく、温めたり冷やしたり何もしなかったり、なのだが、生姜、山椒、ニンニク、ニラ、牛肉などは体を温めるらしく、薬膳鍋を食べた時に体が暖かくなったので、言われてみればそのとおりだ。麦、蕎麦、キュウリ、トマト、茄子、スイカ、メロン、牛乳などは冷やすので涼性。これも考えてみれば当たり前。そして、コメは中間の平性で何もしない。なるほど~。食材の性質が激しく出過ぎないように主食の米はバランスを取ってくれるわけですね。ジャガイモ、しいたけ、きくらげあたりも平性らしい。これから外食する時は、ただ食べるだけではなくて、食材のことを考えようと思うに至り、薬膳を習うことにしました。料理の経験は全く無いので、もっぱら食べるだけでも参加できる料理教室を探しました。続きはまた。